江戸時代後期に起こった天保の大飢饉、千葉にはさつまいもが栽培されるようになり、以降千葉は、江戸そして東京、関東、そして全国の台所を支えてきました。

　さつまいもは、越冬させ冬季の食料となってきました。
その中、春以降氷室にて貯蔵していたことを忘れたさつまいもを食したところ、驚くほどの甘さだったそうです。
私たちはその奇跡を再現すべく、約百日低温貯蔵し熟成させ、じっくり焼き上げることでこの寝た芋を作り上げました。

　しばやま農園は今後の農家のあり方を模索し、地域の農家と手を合わせ、 新しい形の農家ネットワークを形成してきました。 ただ作物を作り、出荷するのではなく、作物のポテンシャルを引き出し、 新たに農作物の価値を見つけていくことが必要だと考えています。

新しい農家のあり方、作物の価値を引き出すことは、「奇跡を再現する」ということなのです。

生産者が提供する食の安心。

加工者が提供する食の安心。

口にするものを選ぶとき、何を基準に選びますか？

我々、しばやま農園は選ばれるべき一つの食品として、生産者としてだけではなく加工者としても正しくありたい。

有機栽培、マクロビオティック、様々な食事法がありますが、思想や概念にとらわれず、口にするもの一つ一つが、信頼できるかどうか選択をしてほしいと考えています。